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ホームステイは、留学した時などの住まいとして
一般家庭に受け入れてもらうことを言い、
国際交流の手段として長い歴史があります。
ヨーロッパではじまったこの制度は日本でもすっかり定着しています。
ホームステイはホームステイを運営する協会の
会員としてボランティアで提供されることもありますが、
ビジネスとして宿泊代や食費を支払っての
ホームステイも近年は増えています。
どの方法を選ぶかはそれぞれでしょう。
このホームステイを考えたのはアメリカのドナルド・ワット博士です。
上記では一般的に知られているホームステイの概念を書きましたが、
実はこのホームステイ制度には深い意味が込められています。
自然に発生したような気がするこのホームステイ制度ですが、
良く考えれば、国の間を簡単に行き来できるようになったのは
歴史の上ではつい最近のこと。
ホームステイは戦前からあった制度なわけですから
自然にホームステイが行われるようになるはずはありません。
ワット博士はその自身の様々な経験から、
国際理解を深めるためには家庭生活体験を通じての方法が
非常に有効であるということに至り、巨額の私財を投じて
Experiment in International Living(EIL/国際生活体験協会)の発展に
人生を通して寄与しました。
ワット博士は協会を立ち上げるずっと前、
YMCAの使節団としてアメリカからインドや
イランへ派遣されて働いた経験があります。
この時のインド、イラン、イギリス軍隊の間に見られた人種的、
階級的差別にとても嫌悪を感じたそうです。
またその後国際連盟がスポンサーの国際青少年代表キャンプに
アメリカ代表として参加した際も、自国のプライドばかりで
互いに方をいからせる青年たちをみて失望したという経験もありました。
歩み寄りのない討論会や講演会が毎日続き、嫌気がさし、
もっと違った方法が無いのかと博士は苦悩したことでしょう。
心理学を深く学んできた博士が、世界に平和をもたらすべき真の
国際交流の方法として考案したのが「家庭生活体験」でした。
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