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ホームステイを考案したワット博士の活動のエピソードで
特に私の心を打ったものがありました。
活動を開始したワット博士は1933年に既にナチス政権下になっていた
ドイツへもホームステイグループを派遣していました。
当時の米国では、ナチス政権へドルの援助をすることになるという
厳しい批判が当然ながらありました。
しかし博士は「すでに友好関係が築かれている国としか
交流しないのでは私の活動は意味が無い」と言い、
その後「誤解が最も大きなところへこそ、
理解をもたらすために働くべきである。
(Work for understanding where misunderstanding is greatest.)」
というスローガンが生まれました。
ドイツでの大歓迎はワット博士の心を打つものだったようです。
しかしその後しばらくしてドイツは第二次世界大戦に突入し
ユダヤ人虐殺など悲しい歴史をつみかさねます。
そしてドイツが世界と国交を回復し始めたころ、
アメリカへ1通の手紙が届いたそうです。
その内容は、「長い年月がたち多くのことが起こりました。
私たちはあなたがたがホームステイに訪れたあの楽しかった
日々の思い出を今も胸に抱いています。
またあのような日が来ることがあるのでしょうか。
EILの活動がもっと早く広がっていれば、
このような人間性の崩壊やナチズムは
起こらなかったかも知れません‥(省略)」
というような内容でした。
ホームステイ制度を利用する人の何パーセントが
この制度を考案したワット博士の熱意を分かっているでしょうか。
ぜひホームステイにこれからのぞむという人には、
この、ホームステイが出来た意味を知ってもらいたいな、と思います。
知ったからと言ってすぐに何かが変わるという
訳ではないかも知れませんが、
滞在しているとききっとあなたを助けてくれるような気がします。
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